大怪獣ブゴン講評 1

H.B.S.

2023年05月20日 11:17

雑に上げすぎたので分割して再度。


「一流の映画にはたくさんの批評がなされなくてはならない。」(by 大五郎)

短編映画「大怪獣ブゴン」においては別府での撮影という事で、監督をはじめ、協力いただいた各団体、企業、エキストラの皆様には
只々感謝の言葉しかないが、正直な感想を残しておきたいと思う。(一部ネタバレも含むかも)

<スケール比について>
主人公の大里 豊が巨大化して戦うのは「DAICONFILM版 帰ってきたウルトラマン」のオマージュであるが、
であるなら庵野秀明氏が注意を払ったスケール感にはより注意を払うべきだと思う。
杉乃井ホテル華館との対比、ラクテンチ吊り橋との対比、別府の中心街ビル群との各対比は整合性があったのか? 
また、パンフレットにはブゴンの体長は60mとあるが、
それなら体高は40mそこそこであると思われるブゴンと格闘する大里 豊も同程度の体高。
100mの別府タワーとのサイズ感はあれで良いのか?
今回の映画テーマは?知らないのだけど、想像するに「昭和の怪獣特撮映画を令和で撮る。」というものだと思う。
それであればその雰囲気はオープニングだけでも、十分表されていると思う。
ただそれを令和の時代で撮っているという事を考えれば、各シーンでのスケール感の統一にはもう少し留意してほしかった。


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