2011年08月21日

原初的弔い方法が踊りだった思う

昨日、今日は別府市中の各地区で 供養踊り(盆踊り)が開催されています。


近所で亡くなった方々を偲んで、弔いのために踊りを踊る。

その行為自体が仏教以前から自然発生的にでてきたものであるからかもしれませんが、
特に、宗派がどうの、とか、このお経を読んでくれ、なんて言う人もいません。


だから、亡くなった、日蓮宗や、浄土真宗などの宗派の人に、
お経をあげているのは臨済宗のお坊さんだったりしてます。


何にしろ、死者の冥福を祈ってやっていることなので、
基本的に八百万の神々を受け入れてる民族。
宗派はこのさいとわない。
というような大らかさがあると思います。


しかし、今回の大震災でもあった政教分離の壁
身元不明の遺体に対して、行政は仏教会から申し出のあった読経を断った

http://www.kyodonews.jp/feature/news04/2011/05/post-3232.html


生き残った人々は、身元不明遺体に対しても、せめてお経の一つでもあげてあげたいと
願います。 
それは、そこにたまたまいるのが、神父さん、牧師さんなら聖書を読んで頂いても良いと思う。
ただ、死者をなんらかの方法で弔ってほしいとだけ思う

ですが、生前、「この宗教の、この宗派で弔ってもらいたい」と、もし身元不明の方が
具体的に願っていたとするなら、それは故人の願いを裏切ることになるのか。


いずれにしろ、社会が多様化し複雑さをませば、
この(供養踊りの)ような合同の慰霊祭は出来なくなる。


「無くなるかもしれない。」


どの地区でも盛大に行われている お盆の供養踊りを見ながらそう思いました。




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Posted by H.B.S. at 11:47│Comments(0)地域、文化、芸術
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