2011年09月20日

震災水没のF-2B修理 備忘録

別府八湯メーリングリスト(8spaML)で
航空自衛隊の支援戦闘機F2の修理についての話題がでてました。

津波被害の松島基地のF2戦闘機を、修理の可能性を調べるため、
136億円かけて水没した18機を分解検査した結果、
6機分を1080億円で修理する件
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011091800104

確かに単純に割ると1機あたり180憶円となる



<新規調達コスト>
自衛隊装備年間2006-2007 調達価格は約98億円 (2004年度)
ウィキペディアに掲載されている、調達コスト1機119億円
財務省資料2010 調達価格131.9億円(2007年度)

だいたい、120~130億円

でもこれは全て正規のF-2A支援戦闘機(単座)の場合で
被害にあったF-2B(複座)練習機の価格は不明

<修理費用の内訳>
松島基地では他にも
T-4練習機4機、U125A救難捜索機2機、UH-60J救難ヘリコプター4機も水没している 。
また、F-2も含め、これらの整備機器についても使い物にならないはず。

1080億円は本当にF-2だけの修理費用なのか不明

新規調達だと国会で大変だから、
そのあたり修理ということで、はっきり出さないのかもしれない。


<戦闘機の生産ライン関係>
・F-2の生産ラインが今年度までということで、日本の戦闘機はF-4J,F-15J、F-2Aとも
全て追加調達が出来ない状態になる。
次期主力戦闘機のライセンス生産が出来るようになるまで
生産ラインを維持する必要がある。

・F-2Bは練習用の副座の為 別注品。すでに部品は作られてないのかもしれない。
だから、ラインを新たに作るには費用がかかり過ぎるので、出来るだけ修理して使おうとした。

しかし、なら6機では今後の練習に支障がでるのでは?

・一旦、分解して調べる事で、使える部品の部品どりを行った。
作れない部品はこれを使用する。
だから最初の調査費の136億円かけた。


マスコミでは、調査するだけで1機の調達コストを超えるのは無駄では?
さらに修理のほうが、新規調達より高いのは無駄では?
との論調だった。





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Posted by H.B.S. at 11:20│Comments(0)政治、経済、法律
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